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経営を語る前に組織を知れ! ある先達によるケーススタディ - 書評『社長失格』

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社長失格 - ぼくの会社がつぶれた理由

本書「社長失格」の著者であるハイパーネット元社長の板倉雄一郎氏は、1998年当時に自身が経営者として「組織に対する理解がまったくなかった」ことが致命的な欠陥であったことを述べている。それは企業を支える一人として、他社や自社の社員に対する配慮が欠けていたことを意味する。そのため、組織を知らずに社長からスタートした同氏の事業がケーススタディとなって語られることは少なくない。

銀行の融資を元に、ハイパーシステムと呼ばれる世界初のインターネット無料接続サービスを展開して脚光を浴びたハイパーネットだが、市場の成長スピードを見誤ったことで倒産を招いた。本書は、この小さなゲームソフト会社だったハイパーネットの設立から倒産までの過程を、事実に基づいてまとめたものであり、文字通り頂点とどん底を味わった板倉氏の失敗をケーススタディとして学ぶことができる。

本書が発行されておよそ10年近くになるが、今現在も続くベンチャーブームの中、起業という華々しいスタートを切る企業だけでなく、倒産して終焉を迎える企業も同時に存在することを改めて浮き彫りにしている。今と未来の経営者に贈る反面教師のメッセージに、じっくり耳を傾けたい。

書籍名:社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

著者名:板倉雄一郎

発行元:日経BP社

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コメント:1

catch 08-04-02 (水) 17:40

面白い本を(いいタイミングで)取り上げましたネェ。
以前に、この人の(社長を辞めてからの)web日記を読んでいたことがあります。
それも面白かったですよ。どこだったかなぁ。

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