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学校では教えないコミュニケーションの段取り - 書評『ビジネスは論理力』

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ビジネスは論理力 - MBAでは学べないロジカル・シンキング

本書「ビジネスは論理力」の目的は、『ビジネスをはじめ、あらゆる面でのコミュニケーションの質を高めること』だ。一言にコミュニケーション能力といっても、抽象的な意味合いで表現されていることが多く、様々な解釈の仕方が成り立ってしまう。著者はこれを、自分を取り巻く周囲の人々やモノとうまく交流できることであると説明し、そのためには関係性のマネジメント力の高さが問われるとしている。普段の会話の中でも、相手に伝えたい内容が実は断片的にしか伝わっておらず、何度も聞き返されたことがあるような人は、この力がまだ育てられていないということだ。
本書では、コミュニケーションを円滑に行う手段としての論理性を具体的な技法と合わせて解いている。例えば、モレやダブリがないという意味の“MECE(ミーシー)”や、データを構造化して表現する“マトリックス”などは基本的な技法であるが、これらを組み合わせた高等技法なども幅広く紹介している。特に、現場社員のような戦術タイプと経営者のような戦略タイプとで論理思考に用いる技法の違いも押さえているので、さまざまな相手やシチュエーションに対しても応用できるところが本書の魅力である。
日本の学校でこのような技法や考え方を教えてくれる機会はあまりないことからも、本書で学んだことを実践していくという自主的な行動がコミュニケーション力の差を生み出していくことになるだろう。

書籍名:ビジネスは論理力―MBAでは学べないロジカル・シンキング

著者名:北島雅之

発行元: アスペクト

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