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シンプリシティをマーケティングで活用する時代 - 書評『シンプリシティの法則』

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シンプリシティの法則

本書『シンプリシティの法則』の目的は、「人に受け入れられるシンプリシティを創造すること」だ。テクノロジーが進化した現代において、身の回りの製品・サービスには複雑なものが多い。ケータイ一つをとっても、機能の多さに困惑する人もいるだろう。近年では高齢者にも使いやすい通話だけのケータイも登場しており、シンプルさがマーケティングで重視されるようになってきている。
本書は、シンプルを生み出す10の法則を解説している。文章に堅さがあるが、シンプルを意識した構成なのでページ数が比較的少ないのが特徴だ。とりわけテクノロジーやマーケティングに関しての事例が中心のため、製品・サービス企画やブランディングを考えている人にとって特に参考になるだろう。例えば、組織化という法則においては、ipodが第一世代から第三世代へと展開するに際して、ボタン配置を極限までシンプルにした事例が取り上げられている。
著者自身は、シンプルな製品・サービスに対しての明確な答えは示していない。読者自身がそれを見つけ出し、作りあげるものとしてとらえているためだ。つまり、元となる鍵を与えているにすぎない。今後の確実なニーズとして浮かび上がるシンプリシティに対し、何かをそぎ落とすだけに留まるか、あるいはそこへ差別化要素を持ち込むことができるか。本書で提示された鍵は、間違いなくそのヒントとなるものだ。

書籍名:シンプリシティの法則

著者名:ジョン・マエダ(著)、鬼澤 忍(訳)

発行元:東洋経済新報社

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