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会社の方向性を理解した縁の下の力持ちになれ! - 書評『なぜ決算書が読めるヤツは出世するのか』

なぜ決算書が読めるヤツは出世するのか

なぜ決算書が読めるヤツは出世するのか

決算書に特になじみがあるのは、企業内職種で言えば経営者と経理担当者、その他では会計士や税理士、投資家といったところだろう。一般職や技術職からしてみれば「読めないし、難しそうだし、読みたくもない」というのが率直な意見ではないだろうか。

そんな考え方では出世の機会をフイにしてしまっているぞ!と主張するのが本書『なぜ決算書が読めるヤツは出世するのか』である。決算書が読めるとい うことは、「決算書からその決算書が生まれるに至った会社のビジネス構造、『ビジネスモデル』を思い描くようになれること」であるというのだ。

ここで誤解を恐れず言えば、本書は厳密には「決算書」について勉強するための本ではない。あくまでも、決算書とビジネスモデルのつながりを有機的に 捉えるためのノウハウ本である。教科書的な説明のパートもあるにはあるけれど、どちらかといえば、テストに出るところだけを集中して取り上げている解説書 といった趣き。

販売業の決算書を例とした解説は、簡潔かつ要点をしぼりこんだ内容なので、ポイントを効果的に学ぶことができるだろう。(もちろん、ビジネ スモデルは会社ごとに異なるものであるため、その解説は最大公約数的な部分にスポットしている)。

そもそも決算書は、外部に公開するための会社の成績表でもある。とはいえ、学生時代を思い出してほしいのだが、成績表というのは自分の改善していく べき部分を数値化して示したものでもある。会社に所属する以上は、その会社の決算書はどの従業員にとっても重要なデータであることに違いはないのだ。

「決算書が読めるヤツ」であれば、ビジネスモデルの勘所が理解でき、経済情勢と会社の状況を把握でき、事業の方向性までもが見えてくるだろう。そうすれば、本書がエサとしてチラつかせる「出世」以上のものが身につくのも夢ではないはずだ。

書籍名:なぜ決算書が読めるヤツは出世するのか
著者名:吉澤 大
発行元:西東社
発行日:2009年5月15日
ISBN:978-4-7916-1709-8

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コメント:1

ヨシザワ 09-07-05 (日) 18:19

このたびは、私の著書をお読みいただいた上に
ご紹介いただきまして誠にありがとうございます。

おっしゃるように、今回の本は決算書の読み方自体は
ザックリとしたものでよいので、その決算書から
会社が目指しているビジネスモデルや
ビジネスパーソンに何を求めているのかを読み取って
頂くことを願って書かせていただきました。

ひとつでも、お役に立てることあれば幸いです。

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